FLY　FISHING　NUTS

９月６日　本日は友人Ｎさんの船で伊良湖沖に出船。８月中旬にも出てるのでそれほど久しぶりではないのだけれど、２週続けての悪天候による出船キャンセルためずいぶん久しぶりな感じ。。。

今シーズン５回目のシイラ狙い。９月にはいってそろそろ数釣りが楽しめる頃だけど、先週の大雨で潮が悪くなってるのと雷を心配しながらの出航。

伊良湖岬を越え進路を西に向ける。心配していた雷は西に向かうにつれて雲がなくなってきたのでどうやら心配なさそう。
しばらくすると本日最初の漂流物発見！
二人ともフライはポッパーを結んである。　するとＮさんにＨＩＴ！
「ちょっといいかも。」
といいながらも危なげなくキャッチ。ちょっとよさげなので計ってみると１０２センチの良型。シイラでは大したことないサイズだが伊良湖沖ではまあまあのサイズなのである。
「ちょっと今日はいいんじゃないですか～？」
といきなりのサイズに期待を大きくしながらさらに西へ。


目的地に着くと期待通りの潮目がある。しかもすごくでかい流れ藻の塊まで発見。
「あそこ絶対付いてますよ！」
期待は最高潮！
船を着けてキャスト開始。フライは当然ポッパー！でもポッピングで誘うものの反応がない・・・
あれれ？おかしいな？　そう思いながらフライをキャストし続ける。しばらく投げ続けるとフライの後ろに青い影。
「いた！よし食え！！！」　
そう思いながらリトリーブ。でも食わない、ついてくるだけ・・・　でもまだ目の前にいる。頭の上を直撃してやる。無反応・・・・
「Ｎさん　なんか反応おかしいですね？」
「う～ん・・・　ちょっと向こう行ってみる？」
潮目はずっと続いているので、潮目沿いに船を流しているとすぐに次の流れ藻の塊。　先週の雨でかなりのゴミが流されてる様子・・・　ってことはやっぱり水潮？？？　よく水面を見てみると小さな赤っぽいツブツブが漂ってる・・・
「これって赤潮の元？？？」

なんだかちょっと怪しい感じ。でも魚はいるしとりあえずもう少し投げてみる。投げ続けると青い影が付いてくる。でもやっぱり食わない・・・でも投げ続けるしかないからキャストを続ける。
しばらくしてＮさんにようやくＨＩＴ！
ちょっとずるいけど・・・とりあえずＮさんのシイラについてくるやつを狙おう。。。　Ｎさんのシイラが寄ってくるのをロッド片手に待ってみる。　
「いた！　あれ深いじゃん・・・　」
魚が水面直下にいない。ずっと下をついてきて消えてしまった・・・

どうやらポッパー（水面）は厳しそう・・・
じゃあ。とタイプ２にストリーマーをつけて探ってみる。　でもやっぱりあたらない・・・
１時間ぐらい小移動を繰り返して投げ続ける。　そしてＮさんにＨＩＴ。フライはポッパー。
やっぱりポッパーかと竿を持ち替えてまたキャストし続ける。でもやっぱり続かない。魚はついてくるけど口を使わない。頭の上にフライを投げてもせいぜい振り向くだけで大半のやつは無反応・・・　Ｎさんはポッパーを見切ってストリーマーに。
またまた小移動を繰り返して投げ続ける。するとＮさんにまたＨＩＴ。
「やっぱりストリーマー？？？」
１時頃までそんな感じで釣りを続ける。Ｎさんはたまに魚をかけている。そしてその時決まって僕はＮさんと反対の釣りをしている・・・　完全に「まんわるい」状態。気ばっかり焦ってくる。


↑　ほぼあきらめ状態で人の魚を撮って遊んでる・・・　


気をなんとか取り直す。あれこれやってもどうもタイミングが悪い。
「今日はストリーマーで通す！」　
そう決めてキャストを続ける。　１時間ほど投げ続けているとラインが重くなった。
「え？　ゴミ？」
しばらくは重たいままで生命反応はない。と思ってると突然ラインが走り出した。
「きたー！」　
やっとのヒットに安心するがゴミだと思ってたのでアワセをしていないことに気付く。シイラはダッシュとジャンプをしながらラインを出していく。
「結構大きそう？」
そう思いながらファイトを続けているとラインが軽くなった・・・・
「ウソ・・・」
もう今日は終わりかな・・・・

もう3時だ。。。　潮目もずいぶんバラけてきてはっきりと分からなくなってきた。
「帰りますか・・・」
の言葉が半分出かかってる・・・　いやいや一匹釣るまでは帰れないでしょう！　気をもう一度取り直して竿を握る。
今度はポッパーに賭けてみる。　そしてキャストを続けるとまたシイラが４、5匹付いてくる。でも食わない。。。
ついてきて目の前をふらふらしてるやつらにフライを打ち続ける。
４，５投したときにフライの後ろで水面が盛り上がった。
「きた！」
今度ばれないように3回ほど思いっきりアワセを入れる。たいしたサイズじゃないからとそしてバラしたくないからとちょっと変な精神状態のままむりやりシイラを寄せる。そしてまだシイラの色が変わってなくて明らかに弱ってないのにランディング体勢に。
Ｎさんが出したネットに無理やりシイラを引きずり込む。
「よしっ！　入った！！！」
と思ったのと同時に頭上で「バキッ！」と嫌な音が。
もしかしてと恐る恐る見上げるとオービスが２つに折れている・・・
「あ～あ。　今日はダメな日だ～」


一応写真を撮ってもらう。そういえばフィッシュクリップの初おろしだった。。。　クリップの裏表に気を使えないあたり普通じゃないです。　一応魚は吊れたのでいいのか悪いのか？？？
そして顔が虚ろです・・・

かわいそうなオービス。普段なら絶対あんな強引なことやらないのだけど・・・
散らばったラインが普通じゃない証。　あれくらいでもそこそこ走るからリールファイトしたほうが安全なのに。

久しぶりの出船で期待が大きかっただけにとても残念な気持ちになってしまいました。


来週も行くしかないかな。。。