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2009年03月20日

ガイド交換

なんだかちょくちょく用事が入ったりなんだりで相変わらず釣りには行けません・・・

高速値下げが確定したので今までのように下道で遠出するのがなんとなく億劫なのもありますが・・・

来週からはフィールドが混むんですかね?


というわけで買い物したりタイイングしたりして過ごしておりますが、ガイドの交換なんて作業もやってみましたのでネタ不足もあって手順を紹介してみようかと思ってます。。。


なんだかログが長くなりそうですが・・・







今回はストリッピングガイドの内側のリングが取れちゃったので(なぜ?)ストリッピングガイドの交換をやってみました。

ガイド交換


基本スネークガイドの交換も手順は一緒なのでまあよかったら自己責任で参考にしてみて下さい。




まずは新しいガイドとスレッド、エポキシを用意します。

ガイド交換

ストリッピングガイドは2つ付いてるのでどうせならということで一緒に交換することにしました。交換するガイドはちょっと奮発してfujiのチタンフレームのストリッピングガイドを用意しました。
サイズはOOmmと表記されていますが内側のリングの外径のサイズが表記されています。
今回用意したのは大きいほうが16mm、小さいほうが12mmです。

ガイド交換

スレッドは確かAスレッド、Bスレッドとかいって太さが違いますが、プロショップにおいてあったのがAスレッドだったので無条件に太さは決定しました。
エポキシは最初タイイング用に持ってるもので大丈夫かな?と思っていましたが「ロッドバーニッシュ用と接着剤のエポキシは違います。」とプロショップで言われたので専用のものを用意しました。
値段は約2000円。 フレックスの文字を信じましょう・・・(笑

その他ではカッター、剃刀、ヤスリ、マスキングテープ、チャイナマーカー、剥離剤、ロッド塗装用モーター等も必要になります。



まずは元のエポキシを剥がします。ドライヤーなどで先に暖めておくと作業が楽になります。

ガイド交換

とりあえずスレッドに到達するまでカッターの背などでゴリゴリエポキシを削っていきます。
剥離剤で溶かす方法も見たことがありますが、完全硬化したエポキシを剥離剤だけで剥がすの難しいように思います。

スレッドに到達したらスレッドの端を引っ張っていくとエポキシとスレッドがきれいに剥がれていくはずです・・・



が今回はエポキシが厚いのかぜんぜん剥がれませんでした・・・
しょうがないからカッターでゴリゴリやりながら少しずつ剥がしていきます。


が何を思ったか隣にビールを用意してしまったので作業がかなり雑になってしまいました・・・

ガイド交換

あっ。 マーカーでガイドのあったところにマークしておくのもお忘れなく。


薄く残ったエポキシは爪やへら等でこすってやっても取れます。


ガイド交換

今回はかなりエポキシが残ってしまったので剥離剤も使って作業をしました。
ブランクにコーティングがしてあるものはケミカル類を使うときは注意が必要です。

きれいに取れたほうがいいですが、ものすごく神経質になる必要もないでしょう。


次にガイドを加工します。

といっても足を削るだけですが (笑

出荷状態だとガイドの足の部分の段差が結構きついので、ロッドに乗せたときに段差がスムーズになりスレッドが巻きやすくするようにヤスリで削っておきます。

ガイド交換

左が加工後のもの。もう少し段差をなくしてもいいかな?   あまりにも尖らせるとスレッドを巻いたときにスレッドが切れます・・・


次はロッドにマスキングテープなどで仮止めします。 
えぇ、別に二箇所とめる必要はありません・・・ ティップ側のみでも大丈夫です。

ガイド交換


そしたらスレッドを巻いていきましょう。
ガイド交換

スレッドはバット側の足の外側から巻いていきます。
隙間が開かないようにテンションを架けながらしっかり巻いていきます。
最初は要領がわからないと思うので2,3回練習がてらでやってみるとよいでしょう。
まあいいやで適当な仕上げをすると後で後悔します。できるだけこの作業はしっかり行いましょう。

飾り巻きも基本は同じ要領です。ただし幅が細いので作業は数段難しくなります。
ベースのスレッドにうまくかませてやるといいのですが、2本のスレッドを扱うと指が攣りそうになります・・・


ガイド交換
巻き始めはこんな感じ。 フックにスレッドを乗せる時と一緒です。
もちろん間隔はしっかり詰めて下さい。

ガイド交換
巻き終わりはこんな感じ。 7,8割巻いたところで二つ折りにした別の糸を巻き込みスレッドの終わりを輪の中に通して引き抜きます。

余ったスレッドの端は剃刀などの薄く鋭い刃物ではみ出ないように切り取ります。
これが残っていると後でエポキシを塗ったときにデコボコの原因になります。


スレッドを巻き終わりガイドの取り付け位置が間違いなかったらエポキシを塗っていきます。

エポキシは30分硬化のものが使いやすいでしょう。分量はしっかり量って、よくかき混ぜておきます。
気温の低いときは粘度が上がっているのでドライヤーなどで暖めるとしっかり混ざります。
また気泡を巻き込んだときも暖めてやると泡が抜けていきます。

ガイド交換
厚く塗りすぎてしまったらスッテカーの台紙などで削いでやります。

ガイド交換
乾燥は専用のモータードライヤーがあると便利ですが、僕はフライドライヤーに無理やりかませてクルクルしています。
30分ほどで硬化が始まりますので手動でもやれないことはないと思いますが・・・

エポキシは2度塗りすると仕上げがきれいです。
2回目の作業は1日おいて同じ作業を繰り返します。






ところで・・・

ガイド交換

↑これは先ほどの画像ですが左側のスレッドをよく見てください。
黒いスレッドのところに縦にグレーの筋が入っています。

これスレッドの隙間です・・・
ブランクカラーにもよりますがエポキシを塗るとこれがすごくよくわかります・・・

またスレッド部分の左端には横にグレーの帯があります。

これ雑な作業でブランクの塗装を剥がしてしまったためです・・・
















というわけで














非常に気に入らないので

















やり直しました・・・

















ガイド交換

飾り巻きも入れて納得いくまで作業しました。

ブランクの傷を隠すためにルアーロッド等で使われてる方法でスレッドを巻いてみました。

まず2本のガイドフットの両端にかかる幅以上にスレッドを巻いて、その後ガイドフット2本をそれぞれ留めました。(意味わかるかな?)
なので通常は2本できるスレッドの帯が太い一本になっています。

途中のスネークガイド一本ではこうはやれないですが、ストリッピングガイド2本がやってあればぱっと見わからないだろうと・・・(苦笑


苦心の策です・・・


作業が気に入らなかったら素直にあきらめてやり直しましょう。
エポキシを塗った後でも完全硬化してからよりは硬化前の方が作業はずっと楽です。


ちなみにスレッド巻き方は
1、ブランクの上にそのままガイドを乗せてスレッドをかける (←通常のフライロッド等)
2、ブランクの上にまずスレッドをかけて、その後ガイドを乗せてスレッドをかける (←今回僕がやった方法。ルアーロッド等の大物用)
3、ブランクの上にまずスレッドをかけて、その後ガイドを乗せてスレッドを2重にをかける (←大物用)
があります。

フライロッドではガイド&スレッドコーティングの重さが特に影響しますので、大半が1のやり方だと思います。
今回はバット部分だったのでやりましたが、スネーク部分だったらこのやり方はおそらくしませんでした。



後は明日もう一度エポキシ塗りをしたら



















完成♪























でも雨降ってきたよ・・・・

























乾燥大丈夫か???




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