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2008年09月02日

シイラのフライ

僕がシイラゲームに使用するフライは大雑把に区別してフローティングラインにあわせるポッパーとシンキングラインにあわせるストリーマー系の2種類があります。

シイラを始めたころはシンキング&ストリーマーで釣りをしていたましたが、シイラはトップでも反応がよく、頭(背中?)を出しながらフライに飛びついてくる様を一度見てしまうと「まずはトップから」という気持ちになってしまい、今はロッドを2本用意して最初から浮かすパターンと沈むパターンのどちらでも使えるようにしてあります。

具体的なパターンについては色々な情報源があるのでそちらを参考にしてもらったほうが人が釣れるかっこいいフライが巻けると思いますが僕の経験としては一般に紹介されているようなパターンであれば特に大差が無いように思います

シイラのフライ僕のデシーバー風フライ。
なんとなくそれっぽければとりあえず釣れます(笑








僕はソルトフライについては自由に作れるからこそ面白いと思っていますので、雑誌等でみたパターンを手持ちのマテリアルで「何とか風」にしてしまうのでパターンはかなり適当なんですが、シイラフライはアピール力が大事だと考えています。
アピールの要素としては、・サイズ ・波動(音) ・光 の3つを重視しています。

サイズについてはフックサイズにして#2/0~#4/0ぐらいのもので全長で10センチ前後のものを多用しています。
#2や#4のフックサイズのものでも十分釣れるという話は聞きますが、アピール力も兼ねてあえて大きめのものを使用しています。
また縦の長さだけではなく横のボリュームも確保できるように気を使います。特にナチュラル系のマテリアルは濡れると非常に痩せてしまいますので、スーパーヘアーやEPファイバー等濡れてもボリューム感が失われないマテリアルでフォローもしくは化繊系のマテリアルをメインにしてフライを巻きます。サーフキャンディー等のエポキシでボリュームを維持する方法やエンジェルミノーのようにマテリアル留め方に工夫をしてボリュームを維持する方法もよく取り入れます。

また海の魚は上限がありません。マグロやカジキ類を含めると100キロクラスにまでターゲットが広がります。(実際30キロクラスのマグロのボイルは遠州灘ではよく見かけるし、カジキのボイルも見えることがあると聞きます。)さすがに100キロクラスまでターゲットを広げるとキリがないですが10キロ、20キロクラスであれば少しツキがあればフッキングは可能だと思っています。超大物用の太軸のフックをわざわざ使うことまではしませんが、サイズの大きいフックを使えば軸も太くなりますので(ラインシステムもそうですが)万が一にも対応できると思っています。

シイラのフライ
エンジェルミノー+マジックヘッド エンジェルミノーは大きいサイズから小さいものまでオールマイティに使える優れたフライだと思います。







波動・音についてはもっとも分かりやすいのはポッパーのパターンです。 
海の魚はファストリトリーブが基本にはなりますが、シイラに限っては通常のポッピングでもとてもよい反応をします。またデシーバー等にポッパーヘッドをつけて水面を早引きするパターンも有効です。
しかし僕の経験ですがフライマンだけでの出船の場合は通常のポッパーでポッピングをするのがもっとも魚を寄せられるように思います。友人がポッパーでポッピング、僕がポッパーで早引きをしていて友人にだけシイラが反応することが度々あったので僕は今はポッパーでのポッピングから釣りを始めることが多いです。ルアーとの乗り合いに関しては魚が寄っているのでどちらでも大差は無いと思います。

シイラのフライ
ポッパーに負けた僕のTヘッドポッパー (涙
かっこよくて好きだったんですが最近は出番がめっきり減りました・・・







シイラのフライ今シーズンナンバーワンのポッパー。
潮目などでブラインドで釣る時に魚を寄せる力は一番です。







また波動に関しては川のフライのようにマテリアルの揺らめきによる波動もありますが、シイラフライに関してはもっと分かりやすい波動というか動きに分があるように思います。具体的にはヘッドに何か仕込んだパターンです。僕はマジックヘッドをよく使いますが、その他にもいろいろな商品がありますし、リップをシリコンで作ったり等々ある意味ソルトフライの工作的な楽しい部分でもあり、いろいろな試行錯誤(散財)が楽しめます。
人によっては「こんなのフライじゃない!」的な反応もありますが、結局は個人の趣味ですので自分が楽しければいいのでは?と思います。

光に関しては各種フラッシュ系を使用しますがこれはもう当たり前にどんなパターンでも使われていますが、相当にハデにしてもまったく問題はないように思います。また大型釣具店のルアーコーナーや自作パーツコーナーなんて覗いてみるとちょっと世界が広がります。アワビシートとかタコベイトなどは光とボリュームを兼ねたなかなか面白いマテリアルじゃないかと思うのですが・・・

シイラのフライ
これがタコベイト。もとは漁師さんの漁具だから実績は十分。これをリーダーの先につけて投げてやればちゃんと釣れます。ただし僕はマテリアルとして使いたいので今は実験中。
そしてこういうものに手を出すと散財が加速していくのである・・・




またタイイングについては釣れる要素を盛り込むのも大事ですが、壊れないように補強するの大切です。
シイラを始めた当初は川のストリーマーの延長でフライを巻いていったのですが、これではフライの強度が全然足りず1匹釣るとフライが壊れるような状態でした。
今はアロンアルファ等を使ってマテリアルを巻きとめるたびに一滴。
ヘッドはエポキシで固める。 と補強をしています。
またナチュラル系のマテリアルも魚をかけるとごっそりと削げ落ちてしまいますので、僕は化繊系のマテリアルを主体にフライを巻きます。
それでも壊れることがあるくらいですが、あんまり壊れないと今度は新しいフライを作る楽しみがなくなるので今はこれくらいが適当な強度かと思っています。

「僕らはフライを巻いてるんじゃない夢を巻いているんだ。」とは誰かの言葉ですが、まさにそのとおりだと思います。












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この記事へのコメント
お久しぶりです!
久々にバイスを引っ張り出してフライならぬサビキを巻いておりました(笑)
サビキと呼ぶには大きすぎる代物ですが・・・。
前回の釣行でなかなか良い結果が出たので
調子に乗ってパターンを増やしている最中であります。
「こんなのフライじゃない!」的な反応って有りますよねw
フライの釣りはかなり自己満足度の高い釣りだと
自分では思っているので巻いてる人が良ければ何でもありだと思いますけどね(笑)
「僕らはフライを巻いてるんじゃない夢を巻いているんだ。」いい言葉ですね!
僕の場合は夢≒妄想ですが(爆)
Posted by メンピンメンピン at 2008年09月03日 20:43
こんばんわ。

夢=妄想(イコールで!)で結構じゃないですか♪
でなきゃあのだだっぴろい海でたかだか30~40mのキャストなんてやってられないですよ。。。

今回はそれでも見栄えがいいフライの写真を選びましたが、鯖皮フライなんてのもあります~ (笑
Posted by ffnuts at 2008年09月03日 22:24
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    コメント(2)